@ 第1次募集プロジェクトの例
・AIDE (自律・統合型のドライバー/車両インタフェース)
ノマディック(携帯)デバイスの統合など、自律的かつ統合的なドライバー・車両インタフェースの開発に取り組む。
・GST (安全なオンラインサービスを提供するグローバルテレマティクスシステム)
2004年にスタートした予算2150万ユーロのプロジェクトで、アーキテクチャ標準と標準インタフェースをオープンにし、車載テレマティクスの配備推進を目指している。ITS Europeは、GSTプロジェクトの仕様書をベースに車載テレマティクスサービスプロバイダのコンペを行い、入賞者をロンドンITS世界会議で発表する。GSTはドイツ、スウェーデン、フランス、イタリアに自動車メーカーによるデモサイトが設けられ、GST仕様書への適合の他、安全性向上やビジネスインパクトについても検証する。
・HUMANIST (情報社会技術における人間中心設計)
道路テレマティクスと高度ドライバー支援システムを中心とし、人間中心の設計を取り入れた情報社会技術を道路輸送に応用する。
・PREVENT (予防・アクティブセーフティアプリケーション)
2004年2月発足のプロジェクトで、主要な欧州自動車メーカー、先進的自動車技術研究機関などのパートナー50団体を統合、予算総額5500万ユーロで安全な道路交通環境の実現を目指す。
・EASIS (統合安全システムのための電子アーキテクチャ・システム工学)
2004年1月にスタートしたECの3年プロジェクト。プロセスやツール、安全問題重視など長期的な展望を持つ。
A 第4次募集プロジェクトの例
・CVIS(路車協調システム)
中・長距離連続通信エアインタフェース(Calm)プロジェクトと連携して進められている、ECの路車協調システム新プロジェクトで、。Calmは各車両システムのアプリケーションに最も適したインタフェースを自動的に選出するインタフェースの開発に取り組んでおり、車車間・路車間通信用にマルチメディア対応のオープンソフトウェアを提供する予定である。
・Coopers
新たな路車間通信インフラのソリューションを開発し、車車間通信システムとのインテグレーションを目指す。総合的な協調システムを構築し、道路の安全性向上のニーズに対応する。
B その他のeSafety関連施策
・ブラックボックス
2009年までに新車を対象とするブラックボックス設置義務付けが検討されている。事故防止に効果があることが認められれば、2009年までに導入し、設置費用については設置車両のドライバーの保険料を安くするなど費用軽減を図る。
・短距離レーダー
2005年1月のTRB(輸送調査委員会)年次総会で、EC情報社会総局は、今後の取り組みとして24GHz短距離レーダーを挙げ、2005年半ばまでに衝突危険検知や自動ブレーキ作動などを利用可能にすべきである、との見解を示した。ECは自動車安全システム用の24GHzレーダースペクトラムの割り当てに合意しているが、2013年には全車両の7パーセントにレーダーシステムが装着され、短距離レーダー市場が飽和状態になることが想定されるため、2013年からはeSafetyシステムを79GHzに移行するよう求めていく方針である。
・ISA(インテリジェントスピードアダプテーション)
スウェーデン道路局(SRA)は制限速度を超過した車両に警告を送るインテリジェントスピードアダプテーション(ISA)の普及促進のため、SRA所轄の車両150台を対象に速度警告装置の設置を行っている。また、SRAは、ISAシステムサプライヤへの提供を目的とし、スウェーデン国内の全道路の制限速度を搭載したデジタル地図データベースの開発も進めている。ISAはECのeSafety計画の一環としてProsperやSpeedAlertプロジェクト下で支援を受けている。
C グローバルeSafety計画
eSafetyは、ITSを安全性向上に活用しようという世界的な潮流の下、米国や日本を含むアジアでも認識されつつある。欧州委員会と米運輸省はサンフランシスコITS世界会議開催中、グローバルeSafety計画を正式に発表した。日本と韓国も参加を検討している。既に車車間・路車間通信の国際ワークショップも設立されており、高度安全システムの国際標準化が図られる。欧州のeSafetyはErticoITS Europeと欧州委員会、ACEA(欧州自動車メーカー団体)が主導、米国では運輸省とITS AmericaがVIIをサポートする形で行われている。ITS AmericaとErtico,ITS Japanは今後、2006年ロンドンITS世界会議のグローバルeSafety活動について協議する。
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