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昨年10月12〜16日、韓国ソウル市で第5回ITS世界会議が開催された。アジア地域での開催が95年の横浜大会以来2回目となる今大会は、50ヵ国から約3,500名の会議参加者を迎え、「Toward
the New Horizon Together for Better Living
with ITS」をテーマに活発な議論が交わされた。 オープニングセッションでは、韓国の金鍾泌首相による歓迎の挨拶に続いて、Soong Yeal CHUNG世界会議組織委員会委員長、GOH Kunソウル市長、豊田章一郎VERTIS会長、Wayne SHACKELFORD ITSアメリカ理事会会長、Heinz SODEIKAT ERTICO会長が挨拶。 プレナリーセッションは3つあり、その中でJohn J.COLLINS ITSアメリカCEOが「今までは夢物語を論じていればよかったが、これからは目に見える物を作り(実践)、それを世界に広げる(国際標準化)の時代となった」と発表し、今大会の意味付けを行った。 ![]() オープニングセッション風景 |
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エグゼクティブセッションは、12のテーマで構成され、それぞれ各国の現状と将来の展望について69名から報告がなされた。 スペシャルセッションは、28のセッションで計122のプレゼンテーションが行われ、日本は「ITSを用いた長野オリンピック道路交通管理」「法執行とITS」「日本のASV/AHS」等のセッションを主催し、多数の聴衆を集めた。 このうち「日本のASV/AHS」、はASV(先進安全自動車)とAHS(走行支援道路システム)の初の合同セッションとして注目を集め、インフラ側と車両側の連携によるスマートウェイの展望を強く聴衆に印象づけた。 テクニカルセッションは、104のセッションで計514のプレゼンテーションが行われ、日本からの報告はその3割近い152件。どのセッションも聴衆が会場につめかけ、活発な討議が行われ、テクニカルセッション参加延べ人数は5,381名にも上った。 ![]() 展示会場の入口(KOEX) |
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会議場となったホテル・インターコンチネンタル・ソウルに隣接するKOEX(Korea
Exhibition Center)で展示会が同時開催された。出展は16ヵ国、85企業・団体で、見学者は約24,000名にも上った。特に地元の市民が多数来場し、会場には熱気があふれた。 展示会は、回を増すごとにITSの実用化・商品化への傾向が高まってきているが、今回はデモカーが多く展示されたことからも、その印象は強い。韓国の4大自動車メーカーをはじめ、日産自動車の「ITS CAR 2001-i」、ホンダの電気自動車、三菱電機のシミュレーターなど日本企業も数多く展示していた。なかでも、AHS-cをバーチャル体験できる建設省ブースのシミュレーターは、1日の試乗体験者90名を数えるほどの人気を集めた。 「スマートウェイ」を映像やパネルで展示した建設省ブースは、ITS実用化への具体的なプロジェクトとして、多くの来場者の関心を引き付けた。ITSのさまざまな分野で実用化・商品化が進むマルチな展開をアピールする展示会にあって、それらを統合化するプロジェクトの登場として「スマートウェイ」は強いインパクトを与えた。 閉会式では、ITS世界会議の象徴となった“グローブ(地球儀)”が韓国から次回開催国のカナダへ手渡され、5日間の会期の幕を閉じた。 次回で2巡目を終えるITS世界会議は、研究開発の進展とともに実用化が進むITSにとって、システムの統合化と国際標準化への対応がさらに大きなテーマとなっていくことだろう。 ![]() 大勢の入場者でにぎわった展示会場 |
| 参加国名 | 参加人員 |
|---|---|
| 韓国 | 1,872名 |
| 日本 | 890名 |
| アメリカ | 155名 |
| ドイツ | 74名 |
| フランス | 57名 |
| オランダ | 49名 |
| イギリス | 47名 |
| 台湾 | 42名 |
| スウェーデン | 40名 |
| オーストラリア | 39名 |
| 出展国名 | 出展数 |
|---|---|
| 韓国 | 26 |
| 日本 | 21 |
| アメリカ | 16 |
| フランス | 4 |
| ベルギー | 3 |
| イタリア・スウェーデン・オランダ・イギリス | 2 |
| カナダ・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・オーストラリア・台湾・シンガポール | 1 |
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ITSにおける車両の知能化技術に関する国際会議、インテリジェント・ビークル・シンポジウム'98が、10月28〜30日、ドイツのシュツットガルト市郊外の会議場に203名の参加者を集めて開催された。IEEE(Institute
of Electrical and Electronics Engineers)のIES
(Industrial Engineering Society) が主催。1989年から継続して日米欧で開催され、早くから画像情報、レーダー、通信などを応用した車両制御や運転支援に関する技術を扱ってきた。 今回、47件の発表が行われ、最も多かった技術分野がセンシング。高速道路のレーン(白線)とレーン上の障害物(車両)の認識技術が実用的な段階となったため、最近は歩行者認識や標識などの路側情報認識の研究開発が注目を浴びるようになった。高速道路から一般道路での応用へと拡大する傾向にある。また、通信技術や警報・情報提供技術、制御技術などの発表も行われた。 パネルディスカッションは「車両と通信情報インフラの相乗作用」をテーマに、各国地域の特徴紹介とともに、情報通信インフラとの連携、費用負担、責任の所在なども討議された。 ![]() 会議場での発表風景 また、デモでは、今会議を強力に支援したダイムラー・ベンツ社(現ダイムラー・クライスラー社)のテストコースや高速道路B−14を使って、欧州のプロジェクト、T-TAPやPROMOTEの研究開発成果が披露された。メルセデス・ベンツの40tトラック実験車2台によるCHAUFFEUR(Tow-Bar)の自動追従走行の他に、BMWのCoPilot、フィアットのARGOなど7種類のデモが行われた。 参加者全員が1ヵ所で発表を聞き、議論を行い、車両デモや試乗に参加する、シングルストリームの運営スタイルが特徴。そのため、技術の全体像や状況を把握しやすく、共通理解に立ったうえでの活発な議論が交わされた。次回は2000年にアメリカのデトロイトで開催の予定。 ![]() メルセデス・ベンツの40tトラック実験車2台によるCHAUFFEURの自動追従走行
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