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研究・各種会議

近未来の車・道路と関連産業に関する調査研究

近未来の車・道路と関連産業に関する研究会

当機構では、近未来に求められる車、道路交通、そして道路インフラの姿や役割を検討するとともに、新たな関連産業の創出について展望すべく、「近未来の車・道路と関連産業に関する検討会」を設置し、令和2年6月に、中間とりまとめを行いましたが、この中間とりまとめにおける提案や、会員企業からの意見等を踏まえ、令和2年12月、新たに、賛助会員企業の参画による「近未来の車・道路と関連産業に関する研究会」を設置し、令和3年2月より、次の3つの研究テーマについて作業チームを発足させ、調査研究を行っています。

■研究テーマ1 道路交通とエネルギー(道路の電化を中心として)
■研究テーマ2 専用道路での自動運転と高速走行
■研究テーマ3 「地域」における多様なモビリティの姿と情報

このうち、研究テーマ1については、今後、主にEVが普及する場合に、道路がどのような役割を果たしていくことができるかについて、「発電・蓄電」及び「給電」の観点から検討を行いました。そして、「発電・蓄電」については、EVに給電する電気は、道路又はその近傍で独自に太陽光等の再生可能エネルギーを用いて発電した電気で賄うことが望ましいと考えられること、また、「給電」については、「走行中給電・停車中給電」の導入により期待される効果等を整理し、令和4年3月に中間とりまとめを行いました。

また、研究テーマ2については、特に、高速道路における自動運転(レベル4)、さらには無人運転の実現、将来的な高速走行に向けて、道路側でとることが考えられる対応のほか、事故や故障への対応について検討を行いました。そして、

・高速道路において、より早期に「自動運転(レベル4)」を実現するためには、「自動運転専用レーン」の設置が、また、「無人運転」を実現するためには、「専用レーン直結の物流拠点」や「運転者乗降エリア」の整備が考えられること

・高速走行(例えば200km/h)が可能な車両が開発された場合、既存の高速道路の線形、曲線半径等を前提としても走行可能と考えられるが、片勾配の改築やタイヤ等の技術開発、路車間通信等による視距の補完、その他路面の平滑性の確保等の道路構造物等の対応が必要となること

・自動運転の普及により、交通事故は減ることが期待される一方で、自動運行装置の誤作動等による事故も想定されるところ、被害者救済やトラブル回避の観点から、自動車保険加入の重要性が高まること
等を整理し、令和5年3月に中間とりまとめを行いました。

※これらの本中間とりまとめについて、ご意見等がございましたら、下記担当までご連絡ください。
担当:調査部 沓掛、松澤、水野
(電話)03-5843-2911

近未来の車・道路と関連産業に関する検討会

当機構では令和元年度に「近未来の車・道路と関連産業に関する検討会」を設置し、近未来における車・道路の姿を明らかにするとともに、その際に生まれてくるであろう新たな産業について展望すべく、有識者からの講演やヒアリング等を通じて検討を進めています。

自動運転技術を始めとするモビリティ関連技術の進展により、自動車業界は100年に一度の変革の時期と言われています。各国で自動運転技術の社会実装に向けた技術開発や実証実験が進められていますが、自動運転により実現される社会の姿や、その際に車や道路インフラに求められるものなどについて、まだあまり議論が進んでいない状況にあります。昨年度においては、技術革新の中で道路の交通機能や空間機能を最大限発揮させる観点から、近未来の車・道路と関連産業についての検討を行いました。そして、近未来の道路の利用について6つの提案を行い、中間とりまとめとして整理いたしましたのでご報告申し上げます。 下記よりダウンロードできます。

道路の新たな利活用に関する調査研究
近未来の車・道路と関連産業に関する調査研究
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