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道路行政セミナー

最新号

道路行政セミナー・4月号
ROAD ADMINISTRATION SEMINAR・2024 Apr

令和6年4月25日発行

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特集記事

秩父橋における修繕代行事業について
・・・国土交通省関東地方整備局 関東道路メンテナンスセンター

地域における道路行政に関する取組み事例
  • 積雪寒冷地における道路舗装の長寿命化と予防保全に関する検討
    ・・・北海道開発局 建設部 道路建設課
  • 千葉県の幹線道路ネットワーク等の整備について
    ・・・千葉県 県土整備部 道路整備課
  • 食のまちづくり拠点施設(道の駅グリーンファーム館山)が地域にもたらす効果
    ・・・千葉県館山市 経済観光部 食のまちづくり推進課

特集記事

秩父橋における修繕代行事業について
(PDF:2,311KB)

国土交通省関東地方整備局 関東道路メンテナンスセンター

Point

 関東地方整備局 関東道路メンテナンスセンター(以下、「関東MC」という)では、平成31年4月の設置以来、直轄国道における橋梁等の健全性の診断、蓄積されたメンテナンスデータの管理や分析による劣化予測や新技術の活用などアセットマネジメントによる道路メンテナンスの高度化を推進している一方、地方公共団体への技術支援にも注力しており、その一つに地方公共団体が管理する道路構造物への直轄診断と修繕代行事業がある。
 今回は、関東MCが取り組んだ写真-1に示す秩父橋(埼玉県秩父市管理)における修繕代行事業について紹介する。

地域における道路行政に関する取組み事例

積雪寒冷地における道路舗装の長寿命化と予防保全に関する検討(PDF:2,128KB)

北海道開発局 建設部 道路建設課

Point

 近年、高度経済成長期に建設された舗装の老朽化が進んでおり、ひび割れやポットホールの発生などが顕著に見られる状況にあります。北海道においては、積雪寒冷地という地域特性から凍上ひび割れ、低温ひび割れなどの特殊性のある損傷が見られ、特に冬期の降雨と気温低下や、融雪期に凍結融解を繰り返すことで多くの路線でポットホールが多発し、社会問題となっています。本稿では、このような積雪寒冷地における道路舗装の長寿命化と予防保全を図るための検討及び取り組み状況についてご紹介します。


千葉県の幹線道路ネットワーク等の整備について
(PDF:5,859KB)

千葉県 県土整備部 道路整備課

Point

 千葉県は、太平洋と東京湾に三方を囲まれた半島ですが、首都圏にありながら豊かな自然に囲まれ、美味しい農林水産物や成田空港などを有しており、人とモノの流れをスムーズにして半島性を克服し、県内外との交流を活性化するため、本県が進めている高規格道路や空港などの拠点とのアクセス道路や県境橋梁の整備状況を紹介します。


食のまちづくり拠点施設(道の駅グリーンファーム館山)が地域にもたらす効果
(PDF:3,437KB)

千葉県館山市 経済観光部 食のまちづくり推進課

Point

 食のまちづくり拠点施設である道の駅グリーンファーム館山の整備を通じて、地域の抱える第一次産業(農業)における問題解決を図るとともに、他産業とも連携させ、地域経済全体の発展を目指す。

編集後記

楽しみにしていた桜(ソメイヨシノ)の季節。あっという間に散ってしまいました。夜桜の観賞は上手く行きませんでしたが、満開の桜のなかでお昼ご飯を頂くことができました。今回は、この春、もうひとつ楽しみにしていた鰹の話題をお届けしたいと思います。

鰹の旬は2回やってきます。群れで回遊しながら暮らしている鰹は、春から夏になると、エサが豊富な黒潮の流れにのって、南から北へと向かい、日本の太平洋岸にやってきます。このときに獲れるものが「初鰹」と呼ばれ、1度目の旬を迎えます。太平洋岸を北上していくので、「上り鰹」とも呼ばれています。そして、十分な栄養を蓄えた秋ごろ、群れは南下を始めます。このときに獲れるものが「戻り鰹」「下り鰹」と呼ばれ、2回目の旬が訪れます。初鰹は、栄養を取り入れる前なので、脂が少なく身が引き締まり、さっぱりと味わえます。一方で、戻り鰹は、脂がたっぷりのっているため、濃厚な味わいとなります。わたしは、さっぱりと頂ける初鰹が好物のひとつであり、食せる春を楽しみにしていました。また、初鰹のころに会う約束をした方との再会もこの春の楽しみにしており、先日、近況報告をするなど、美味しく楽しい時間を過ごしてきたところです。

季節ごとに食べごろを迎える食材を旬のものと呼び、その季節を過ごすのに必要な栄養素が多く含まれています。その年のその季節、一番初めに穫れたものは初物と呼ばれ、縁起がいい食材として、特に江戸で人気が高いものであったそうです。初物を食べると寿命が75日延びるといわれているなか、なかでも鰹は鮮度が落ちやすいことから、その初物は特別な存在で、実に10倍の750日延びるといわれていました。このようなことからも、初鰹の初物は、高値で取引され、争奪戦が繰り広げられた記録が残されています。現在でいうところの、新春の初競りのマグロのようです。

昨今の栽培技術や養殖技術の進化によって、食材の旬がわからなくなることもしばしば。子供だった頃に比べると、気温が高くなる日が格段に増え、この春もすでに夏日となった日があり、季節感が薄れつつあります。わが国には、季節の移ろいがあるからこそ、旬の食材が楽しめ、四季を感じることができます。このまま温暖化が進んでしまうのかと心配になりますが、季節ごとの旬の食材を、美味しく頂ける日常が失われないことを願っています。(U)


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(一財)道路新産業開発機構 松澤
TEL:03-5843-2911 Mail:RAseminar@hido.or.jp

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