最新号
道路行政セミナー・7月号
ROAD ADMINISTRATION SEMINAR・2025 Jul
令和7年7月31日発行
INDEX
特集記事
道路法等の一部を改正する法律(令和7年法律第22号)について
・・・国土交通省 道路局 路政課
高速道路会社の取り組み
地域共創の取り組み
・・・西日本高速道路株式会社
地域における道路行政に関する取組み事例
- 国道331号南城市久手堅地区の無電柱化整備について
・・・沖縄総合事務局 南部国道事務所 - 国道473号金谷相良道路Ⅱ工区の開通について
~高規格道路「金谷御前崎連絡道路」の整備効果~
・・・静岡県 交通基盤部 道路局 道路整備課 - ヒト中心で都市的魅力にあふれるまちの実現に向けた空間利用
・・・沼津市 都市計画部 まちづくり政策課
特集記事
道路法等の一部を改正する法律(令和7年法律第22号)について(PDF:1,303KB)
国土交通省 道路局 路政課
Point
今般、平時からの備えと有事における初動対応の充実、インフラ管理の担い手不足への対応及び道路分野における脱炭素化の推進により、安全かつ円滑な道路交通を確保するため、道路法等の一部を改正する法律(令和7年法律第22号)が本年4月9日に成立し、同年4月16日に公布されましたので、その背景やその内容について紹介します。
高速道路会社の取り組み
地域共創の取り組み(PDF:2,021KB)
西日本高速道路株式会社
Point
NEXCO西日本は、多様化の進む様々な地域課題に対し、当社と地域、お互いが汗をかきながら相互にリソースを活かし合い課題解決を目指すことで、持続可能な地域づくり(=地域の成長)にチャレンジする『地域共創』活動を2018年から行っています。この活動により、高速道路の持つ機能やサービスを活用し地域の新しい魅力を作り続ける「地域づくりのプラットフォーマー」を目指し、地域の新たな魅力づくりに挑戦しています。
本稿では、地域共創の取り組みついて、その一部をご紹介いたします。
地域における道路行政に関する取組み事例
国道331号南城市久手堅地区の無電柱化整備について(PDF:1,531KB)
沖縄総合事務局 南部国道事務所
Point
沖縄総合事務局と南城市では世界文化遺産である「斎場御嶽(せーふぁうたき)」周辺の景観向上のため無電柱化整備を推進しており、沖縄総合事務局 南部国道事務所で整備を進めてきた国道331号南城市久手堅(なんじょうしくでけん)地区において無電柱化整備および歩道整備が令和7年3月に完了しましたので紹介します。
国道473号金谷相良道路Ⅱ工区の開通について
~高規格道路「金谷御前崎連絡道路」の整備効果~(PDF:16,804KB)
静岡県 交通基盤部 道路局 道路整備課
Point
静岡県では、「陸・海・空の交通ネットワーク」を形成する高規格道路「金谷御前崎連絡道路」の整備を進めています。
平成23年度から事業を実施してきた「金谷相良道路Ⅱ工区」(延長3.3km)が、令和7年3月29日に開通しました。
本稿では、金谷御前崎連絡道路の整備効果や昨年度、開通に向けて実施した各種取組について紹介します。
ヒト中心で都市的魅力にあふれるまちの実現に向けた空間利用(PDF:2,965KB)
沼津市 都市計画部 まちづくり政策課
Point
沼津市では、中心市街地において、沼津駅の鉄道高架事業を中心とした「沼津駅周辺総合整備事業」を進めています。この本格展開と併せて、中心市街地の公共空間を車中心からヒト中心の空間に再編し、人々にとって魅力的で高質な空間の創出を目指すべく、「中心市街地まちづくり戦略(以下、本戦略)」を令和2年3月に策定しました。
本稿では、本戦略の内容と戦略の実現に向けた、現在の取組について紹介します。
編集後記
令和7年7月7日。7が3つ揃う日は、30年ぶりだったそうです。スロットマシンで「7・7・7」が揃うと大当たりというので、遊びに出かけようと計画しました。しかしながら、よくよく考えみると、やったことがなく、遊び方がわかりません。そして、勝率を調べてみましたが、なんだか夢がないなと思うに至りました。そこで、宝くじ売り場でスクラッチくじを買い、運試しをすることにしました。当たりは僅少。うまくいかないものです。ちなみに、同じことを考える人が数多くいたようで、スロット店は前日から整理券が配布されるほど大盛況。仮にお店に向っていたとしても入店は困難だったと思われます。
7という数字は、縁起が良くないと捉える国もあるようですが、少なくともわが国では、縁起の良さや特別な思いを感じる数字です。その背景には、文化や宗教から生じた風習や信仰などが関係しているようです。例えば、お正月などに行われる七福神めぐり。これは、七つの神を祀る寺社を巡ることで、七つの福を授かるという信仰です。また、毎年1月7日に春の七草を入れたお粥(七草粥)を食し、無病息災を願う風習もあります。七夕まつりや七五三など、7にまつわる行事はたくさんあります。そのほか、虹は7色、音階も7音、わたしたちが日常的に利用している暦における1週間は7日間です。世界に目を向けてみると、古代の人々が造りあげた7つの巨大建造物を、わが国では世界の七不思議と呼んでいます。また、ラッキーセブンという言葉が有名ですが、これは、米国の野球界において、7回の場面で逆転劇が起こった際に用いられた言葉です。
7にまつわるものばかりを恣意的に集めてみましたが、わたしたちの脳の構造上においても、瞬間的に保持することができる情報量には限界があり、米国の心理学者の論文では、7つ前後(7±2(5つ~9つ)と表現されることもあります)とされており、「マジカルナンバー7」と呼ばれています。わが国の文化である和歌(五七五七七)や俳句(五七五)でも、このマジカルナンバー7とされる「7」と「5」が使われています。覚えやすいことに加え、リズムが規則正しく、脳にとって心地の良い記憶の単位であるようです。
ちなみに、わたしの好きな数字は「8」です。最初は雪だるまみたいでかわいい数字だと思ったことがきっかけでしたが、中学生の時にもらった背番号が8番だったので、より愛着がわきました。来たる来年の8月8日。8も縁起の良い数字のようですので、なにかしらの運試しを考えようと思います。(U)
お問合せ窓口
(一財)道路新産業開発機構 松澤
TEL:03-5843-2911 Mail:RAseminar@hido.or.jp

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