最新号
道路行政セミナー・4月号
ROAD ADMINISTRATION SEMINAR・2025 Apr
令和7年4月25日発行
INDEX
特集記事
沼津駅―沼津港間における走行空間整備による自動運転実証運行について
・・・沼津市 都市計画部 まちづくり政策課
地域における道路行政に関する取組み事例
- 令和6年度の青森県内における豪雪対応について
・・・国土交通省 東北地方整備局 青森河川国道事務所 - 高耐久性路面標示材による長寿命化に向けた取り組み
・・・大阪府鳳土木事務所 維持保全課 - 阪急電鉄箕面線桜井駅前広場の整備について
・・・箕面市 みどりまちづくり部 道路整備室
特集記事
沼津駅―沼津港間における走行空間整備による自動運転実証運行について(PDF:2,527KB)
沼津市 都市計画部 まちづくり政策課
Point
全国的に路線バス事業者等の乗務員不足が進み、新たな技術を活用した持続可能な交通サービスの提供が求められる中、沼津市では自動運転の実証運行に取り組んでいます。本稿では、自動運転車両が走行する沼津駅から沼津港の道路上に路面標示を施工し、一般交通や地域住民等に対する効果や受容性を検証し、その結果と課題についてご紹介いたします。
地域における道路行政に関する取組み事例
令和6年度の青森県内における豪雪対応について(PDF:5,025KB)
国土交通省 東北地方整備局 青森河川国道事務所
Point
令和6年度の冬期は青森県内において記録的な豪雪を観測した。近年稀にみる豪雪の中、青森河川国道事務所は青森県と共同で「青森県豪雪対策に関する連絡調整会議」を開催し、県内市町村への除雪に関する支援などの方針を決定した。
今冬の青森県内における豪雪の対応として実施したスクラム除雪などの数々の対策を紹介する。
高耐久性路面標示材による長寿命化に向けた取り組み(PDF:6,616KB)
大阪府鳳土木事務所 維持保全課
Point
道路の維持管理の中で膨大な管理数の路面標示(区画線)について、耐久力の向上を図り摩耗の進行を抑制することにより、更新(塗り直し)の頻度を削減できないか検討するため、高耐久性路面標示材と通常路面標示材による比較施工の状況について紹介します。
阪急電鉄箕面線桜井駅前広場の整備について(PDF:2,777KB)
箕面市 みどりまちづくり部 道路整備室
Point
箕面市は、官民協力で「歩いて暮らせるまちづくり」を目指し、公共施設の整備と商業再生への支援として、阪急電鉄箕面線桜井駅前広場を整備しました。コミュニティバスのバス停や時間貸し駐車場を合わせて整備することで、迷惑駐車対策と地域活性化の両立を図りました。
編集後記
近ごろ、人工知能(AI)の話題をよく耳にしますが、現在、過去2回のブームを経て、第3次AIブームと言われています。過去2回のブームとの違いは、一部の専門家だけのものではなく、一般の人々が日常生活の中で利用できるようになりつつあることにあります。
当方でも、利用することができるというので、今回の編集後記の題材について、相談してみることにしました。手前の条件を詳しく伝えることで、欲しているアイデアをまとめてくれます。このように、文章や画像などの新しい成果物を作り出すことができるAIは、生成AIと呼ばれています。
何度かのやり取りを経て、「まじめだけど親しみやすい」トーン、道路に関する情報提供というテーマの提案があり、編集後記のネタを5点ほど考えてくれました。
(以下、生成AIからの回答)
■道の名前の由来にちょっと感動した話
「○○通り」の名前の由来を調べていて意外な事実がわかった…など。
例:「調査中に知った“○○通り”の名前の由来。地元の人の思いが込められていて、名前に対する見方が変わりました。」
■昔と今の道路の姿の違い
古地図や昔の航空写真などを見ていて気づいた変化。
例:「戦前の地図と見比べると、今では想像もつかない“道のなりたち”が見えてきます
■取材中のちょっとしたやりとり
インタビューや現地調査中の人とのやりとりで印象に残ったこと。
例:「ベテランの現場監督さんが“この道には俺の青春が詰まってる”と笑って話してくれたのが忘れられません。」
■日常にひそむ“道”のありがたさ
大きな事故や災害がなく、安全に通れることへの感謝を込めて。
例:「何事もなく通れる道。その“何事もない”を守るために、多くの人が関わっているんですよね。」
■天気と道路の関係
雨の日に気づく、排水や舗装の工夫など、普段気づかない配慮。
例:「雨上がりに歩いていて、水たまりができない舗装のありがたさを実感。技術の進化を感じました。」
(生成AIからの回答、おわり)わずか数秒で、スラスラとアイデアが羅列され、完璧とまではいかずとも、多くのヒントを授かりました。とても便利なものですが、向き合い方を間違えると、考える力やその機会が失われ、怠け癖がついてしまいそうで怖くもあります。しかしながら、確実な技術の進歩を感じ、生成AIの未来がとても楽しみです。
4月13日、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした2025年大阪・関西万博が開幕しました。2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)に続き、20年ぶりに日本で開催される国際博覧会です。生成AIを活用したパビリオンもあり、ワクワクする未来が体験できるようです。10月13日まで開催しているというので、行ってみようかと考え始めたところです。(U)
お問合せ窓口
(一財)道路新産業開発機構 松澤
TEL:03-5843-2911 Mail:RAseminar@hido.or.jp

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